特許取得 第6220633号
衝撃による糸のほつれを激減させる、強力な糸(アラミド繊維)を採用。
JUNKEI-GLOVEでは、この世にある最高の素材でグラブを作ろうと日々考えています。
野球グラブは、革がメインの素材ですが、革と革をつないでいる「糸」も重要な素材の一つなのです。
JUNKEI-GLOVE社製アラミドモデルとは強力234.5Nを持つ糸(アラミド繊維を使用した糸)を内部構造全てに使用し、捕球時などの衝撃による糸のほつれを軽減させます。
アラミド糸を使用したグラブにはアラミドモデルの刻印が押されます。
ここで言う「糸」とは、グラブ表面に見える糸(飾り糸)とは違い、グラブの内側で使われている「結合糸」の事です。
長年、グラブ製造と共にグラブの修理も行っておりますが、おおよそ3種類の修理があります。
①革の破れ、擦り切れ
②ヒモ切れ
③糸のほつれ
の3種類です。
①と②は、革の手入れ(汚れをとって、オイルを塗る)や、キャッチングを本体正面で受けることによって、ある程度寿命を延ばすことは出来ますが、③だけは、今日まで有効な対策がありませんでした。
これは、補球時の衝撃が原因となって、グラブ内部の「結合糸」が切れてしまう状態です。
多くのスポーツメーカーは、この対策として、色々工夫はしていますが、ゴツゴツしくなったり、通常の滑らかな動きが出来なくなってしまったり・・・という状態でした。
しかし、このJUNKEI-GLOVE社製の「アラミドモデル」は、グラブ内部の「結合糸」を全てアラミド繊維という、強力な糸に変えることによって、今まで通りの使い心地で、③の修理要因を激減させました。
糸の太さや、見た目は通常の糸と変わらないように見えますが、米軍事用に開発されただけあってハサミでもなかなか切れません。
アラミドモデル | 234.5Nを持つ糸 (アラミド繊維を使用した糸) |
アラミドモデル刻印 |
衝撃によってほつれができた 修理サンプル |
●グラブに使用されている糸の繊度・強力の比較
強力 | 他社との比較 | |
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1.ノンボンド糸#8 | 76.5N | ほとんどのメーカー使用糸 |
2.ボンド糸#7 | 82.7N | M社 JUNKEI-GLOVE使用糸(通常モデル) |
3.Ny66#5 | 118.8N | 自動車のエアバッグに使用される糸 |
4.ARAMID フィラメント糸#7 | 234.5N | 米軍事用に開発された強力な繊維。 防弾チョッキなどに使用。 その繊維をグラブ用に適した繊度に 開発したものが 「アラミドモデル」として登場 |
※「フィラメント糸」と「スパン糸」との違い
「フィラメント糸」は、一本に形成されたアラミド繊維で、強力な糸の事です。
(正しい糸、高価な糸)
「スパン糸」とは、短いアラミド繊維を寄せ集めて糸状にしたもので、糸強度は、かなり落ちます。
(一般に安価で売られています。黄色以外の色もあります)
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