伝統とイノベーション
あえて、至高や至極などの表現は使いません。ジュンケイ-グラブは、技術においても、グラブ革においても常にプレイヤーにとって最善、最高級と判断したものを投入してきました。そして、初代、吉田順計から70年という戦後プロ野球とともに歩んだグラブづくりの歴史を経て、伝統とイノベーションは「和牛グラブ」を生みました。
和牛は今まで、良い革ではあるが丈夫で固いため、ミットには使えますが、通常のグラブでは使いにくいとされてきました。
グラブのための革加工を常に研究し続けたジュンケイ-グラブは、「和牛」革の仕上げ加工をタンナーに任せるのではなく、ジュンケイのグラブ職人が担当し、グラブに適切なしなやかさを得るための最終加工を行います。
型や技術のイノベーションだけではなく、良いグラブづくりのためには、伝統にもこだわります。たとえば、プレミアムモデルでは、グラブグリスは単に捕球面の接着剤としての役割にとどまらず、革に浸透させ強度を上げるという役割のため、あえて希少な柔らかいグリス(接着剤の少ないもの)を使用しています。浸透したグリスが「シミ」と見られる場合がありますが、使えば使うほど馴染んでいくポケットに、道具としての野球グラブへのジュンケイのこだわりを感じてください。ある意味グラブグリスに関しては、回帰ですが、これもまたグラブづくりにおける伝統を引き継ぎ、最善を求めた結果です。
国内で一貫して品質管理された革とジュンケイグラブ70年の伝統技術とイノベーションが生む、最高級品質のグラブが、ここに誕生しました。
craftsmanship
熟練のグラブ職人のこだわりと技を最大限に注ぎ込んだ「和牛グラブ」。
選ばれた革 ジュンケイグラブでは40年以上グラブを作り続けてきたグラブ職人が稀少な皮から、さらに選びぬき、良質な和牛の皮だけをセレクト、さらに個々の仕上げを職人自らが手をかけることで、最高級グラブ革となりました。 |
こだわりの「型」 長年のグラブづくりから生み出された、各ポジション・プレイスタイル別の型、もちろん、プレイヤーのこだわりに応えるべく、オーダーグラブです。サイズ、ウェブなど細かなオーダーに対応しています。 |
グラブグリスへのこだわり 本来の機能は、革に浸透させることで、しなやかさとコシを持たせるというもの。オイル分が多く接着剤成分の少ない透し易いグリスを使用して、和牛革であっても、しなやかなコシを持たせるとともに、熟練の技法で、表面と裏面をしっくりと合わせています。 |
裏面までのオイルコーティング ジュンケイグラブの大きなこだわりは、もちろん「革」の質。和牛の革をグラブに採用するにあたり、長年グラブづくりをおこなってきた職人の技無しでは、実現できませんでした。組み上げ前の革の最終仕上げとして、グラブのパーツひとつひとつに、丹念にオイルを塗布し、浸透させます。 |
ジュンケイ-グラブ70周年記念モデル
国産「和牛グラブ」
価格:70,000円(税別)